ウェブサイト開設【モケーレ・ムベンベとの遭遇】
先日、新しい年を迎えた。2020年・令和2年の始まりであり、令和初のお正月でもあった。これはめでたい。めでたいついでに、ウェブサイトを公開してみた。そんな話。
時は西暦2020年
ついに西暦は2020年に突入し、始まったばかりだと思っていた新年号も2年目を迎えた。人生というものは、何事も挑戦の連続である。唐突に「新しいことを始めるには良き年かな」と思い立ち、ウェブサイトの制作を試みた。
このウェブサイトは、個人的な日々の奮闘記であり、詰まるところブログ・日記である。具体的には、気になったもの・学んだものなど、何かアウトプットを残すことを目標としたい。
その名はモケーレ・ムベンベ
このウェブサイトを完成させるにあたり、ドメイン名・サイト名といった“命名”に最も苦労した。これから長きを共にする予定であるがゆえ、不変の愛着を感じるものにしたい。幾日か悩んだ末、ある未確認動物の名を拝借することにした。
モケーレ・ムベンベ、――どことなく可愛らしくも力強い響きを併せもつ。中央アフリカはコンゴ共和国周辺の熱帯雨林の奥深く、人の立ち入りが困難な沼地に生息すると噂される巨大な怪物の名称である。正体のみならず、その名の真の意味さえ謎に包まれている。そんな幻に惹かれた理由は、自身の漠然とした思考を言語化するという“未知との遭遇”への幻想を抱いたからである。かくして、独自ドメイン (mokele-mbembe.jp) を取得することに決めたのだ。
ところで、数年前のことである。妻の「一度きりの人生だから」という言葉に背中を押され、アフリカ諸国を旅行した。チョベ国立公園 (ボツアナ共和国) をはじめ、各地を周遊した記憶は、未だに色褪せることはない。飛行機を乗り継ぎ、車にゆられながら国境を超え、未知なる大地に足を踏み入れたのだ。眼前には熱帯草原・湖畔・河川といった自然が広がっており、それぞれの過酷な環境に息づく生命の神秘を垣間見た。
まさに『生物多様性とは何たるか』を包み隠さずに物語るアフリカの自然に畏怖したとき、脳内のモケーレ・ムベンベの解像度が上がったように感じる。灼熱の地に思いを馳せ、記録に残したい。今、そんな思いが僕の心を駆り立てている。